当教室では明日の病理学を担う人材を全国の大学から募集しています。

大学院および大学院卒後について
      入局を希望される学生については、全員大学院入学を原則としています。大学院時代は、(医学部出身者の場合)外科病理・研究の二本立てのコースもあり、この場合は、かなり厳しいスケジュールとなります。教室及び関連部門のスタッフによる指導体制もしっかりしており、優秀な診断病理医・病理学研究者の育成に力を注いでいます。希望により基幹病院に所属する大学院生の受入れシステムも整っております。病理専門医資格はコースを選べば、5年で専門医の資格を取得することも可能であります。又、学位取得は通常4年ですが、3年で修了する早期修了システムもあります。
      現在、病理医は需要に対して最も供給の少ない医師の部類であり、病理専門医取得後には、大学院病理部(ベッド数の少ない病院には、病理部が設置されていない。)の病理部長/検査部長となることも可能です。そのため臨床医と比べても遜色のない高収入を期待できます。もちろん、大学に残って組織・細胞・蛋白・遺伝子を用いた分子病理学的研究活動を続けることもできます。

診断病理学の現状と課題
      病理学は、臨床の場においては、病変の確定診断を下す重要な部門であります。現代医学は、基礎と臨床の垣根を超えて発展してきており、病態の把握、診断、治療といった場面でも、基礎、臨床にまたがる知識をもつ病理医は時代に即した重要な役割を果たさなければなりません。このため、病理学に携わる医師(pathologist)は客観性のある病変の確定診断を下し、適切な治療を実践する上に重要な責任を担っています。
      生検(生体材料の病理学的検査)は、患者にとって最終診断を決定する最も重要な検査であり、手術中の迅速診断は、術中の患者からの材料を数分以内に病理診断を下すことにより、外科手術法、内科治療法を決定する重要な病理検査であります。しかしながら、こうした病理組織学的検査に携わる病理医は、需要に比して極度に不足しているのが現状です。
      成田赤十字病院,国保旭中央病院,国立がんセンター東病院,川崎製鉄健康保険組合千葉病院,厚生連上都賀総合病院,放射線医学研究所,千葉県救急医療センターなどの幅広い関連施設、協力施設をもち、年間生検数約27,000例,病理解剖数約220例(参考;附属病院、病理解剖数約70例)と病理医の教育には十分な場が整っています。病理部門は消化器疾患,呼吸器,婦人科領域,造血器疾患を専門として,他領域の非常勤専門医師を配属し、グローバルな知識をもった病理医の育成を目指しています。

実験病理学とは
      分子生物学的手法、分子イメージング、遺伝子改変マウスなどの先端技術を用いて、疾患の本態を解明する領域です。基礎ではもちろんのこと臨床医学でも、研究は部門間の垣根が無くなり、その指向するものはボーダーレスとなってきています。これまで異なる専門分野ごとに個別に行われていた研究が、共通の技術や研究法を用いて、共同で研究するプロジェクト研究の方向に向かっています。そのなかで臨床と基礎の架け橋となる病理学は、医学生物学研究の場面でもますますその重要性を増しています。

ご興味のある方は下記までお問合せ下さい。

千葉大学大学院医学研究院腫瘍病理学(E4)
shuyobyorisec@office.chiba-u.jp

千葉市中央区亥鼻1-8-1
Tel: 043-226-2057
Fax: 043-226-2058

詳細は千葉大学大学院医学薬学府サイトをご覧下さい。