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千葉大学医学部附属病院
プログラム担当教員
千葉大学の強みを活かし、あなた自身を高めるために
千葉大学の中でもこの亥鼻キャンパスというのは、医療系の3学部が集まっており、医学教育や人材育成に適した環境が整っているといえます。さらに大学院改革によって医学部と薬学部が「医学薬学府」という形で、共同して博士課程の教育を行うようになり、すでにその体制も馴染んできました。それを私たちも自覚して、教育上の強み、戦略としてプッシュしていきたいという要求があったということが、このプログラムが生まれた背景のひとつです。
もうひとつ、千葉大学ではこれまでにいくつものプロジェクトを実施してきたのですが、それらはすでに社会に出た方々の人材育成、あるいは博士課程の方々を中心としたものに偏っていたところがありました。
もちろん、学部生から博士課程に至る時期の人材育成に関しても力を入れてきたはずなのですが、まだ十分ではないのではないか、という懸念がありました。そこをケアしていきたいということも、このプログラムが生まれてきた理由といえます。
まだ学部にいる若い方々は、将来的にどのような方向に進んでいくか、現時点では何ともいえません。ですが彼らには、千葉大学の強みを活かしたキャリアパスへの可能性を示しながら、自分自身を高めていってほしい…このプログラムはそうした想いのもとに組み立てられていますし、私自身もできる限りの協力とサポートを行っていきたい、と考えています。
千葉大学に伝統的な気風が新たな医療を生み出す
千葉大学は病院を中心として、高度な医療を実践しています。そこには医師をはじめ、多くの医療系の人材がいます。医学系であればどの大学でも同様ではあるでしょうが、それがまずひとつの環境的な特徴です。
次に、医学の基礎研究において「医療につなげていく」という意識がとても高い。基礎研究の結果を実際の診断や治療といった、臨床での成果につなげたいという意識の高さです。
私たちの大学は旧帝国大学ほどの規模がありませんので、何をするにも一点集中型で行わなくてはなりません。そう考えたとき、研究でも教育でも、つねに現場の医療につながる、つなげることを重視してきました。これは伝統的なものかもしれませんが、やはり千葉大学に特徴的なものだと思われます。
また先程も少し触れましたが、医学部に加えて歴史のある看護学部、高いレベルをもつ薬学部と、3つの学部が揃っているというのは、国立大学の中でもなかなかありません。それは本学のひとつの強みになっていますし、新しい医療を行うための環境もここ数年の間に高まってきました。
また、3つの学部がひとつのキャンパスに集まっていることから、異なる学部間での学生同士の交流があります。それは彼らにとってとてもいい刺激になりますし、知識や情報の交流も促進され、若い方々が連携していく環境が整っている。これも千葉大学ならではのものでしょう。
千葉大学は早くから先端的な医学教育を採り入れてきました。目標を自分で設定して、結果を自分自身で評価・判断していく。そうしたやり方をいち早く採り入れたのも千葉大学です。そんな「早期からの医学教育」という試行錯誤と経験が、このプログラムにも活かされていると思います。
研究はもちろん、その周辺までも広く見て、学んでほしい
私自身は主に血液の幹細胞、ES・iPS細胞、それにガンなどを研究しています。千葉大学としては臨床の分野で、すでに幹細胞を活用した治療なども行われていますので、臨床の先生にも研究室に来て頂いたり、あるいはPhDの方とともに幹細胞の研究を一緒にやっていたりします。
私の研究範囲は基礎的なところから、臨床応用…薬のスクリーニングなどですね、そうしたところまで含めた広い範囲を対象としています。欲張った形ではあるのですが、それだけに企業の方を含めて、いろいろなポジションの方々と一緒に研究を行っていますので、そうしたところを学生のみなさんにも見ていただきたいと思います。人材養成の方法としては有益で、現実的な方法でしょう。
幹細胞がどういうものなのか、どう活用すれば医療に使えるのか。また企業との協力関係をどのように進めていくか。
患者さんのゲノムをどのように扱うのか。実際にゲノムを読んでいく機器類をどう扱うのか。いろいろな先端技術がありますから、それらをわれわれがセットアップして、学生のみなさんにその活用法を知ってもらいたいですね。
あなた自身の可能性を広げるために
学部生のみなさんは6年の間に勉強しなくてはならないことがたくさんありますし、修士課程の方ならばご自身の研究などで忙しいことでしょう。ですが千葉大学では数多くの、とても広い範囲の研究が行われています。自分が所属する教室や研究室だけに限らず、いま自分がやっていることから少し外れて、その他の分野に触れることができる…このプログラムは、そんな貴重な機会を提供しています。物怖じしたり、逡巡したりすることなく、ぜひ手を挙げて参加していただきたいですね。発想や考え方の方向性が広がりますし、何よりそれは将来的なあなた自身の可能性を広げることにもなるのですから。


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