研修案内

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初期研修

千葉大学病院 総合医療教育研修センター

千葉大学医学部附属病院の初期研修は様々なプログラムが用意されています。

研修医

また、千葉大学医学部附属病院は、他大学出身者でも楽しく研修ができる素晴らしい環境が整っております。

千葉大学医学部附属病院の細かい研修プログラムに関しては下記をご参照ください。

 

研修プログラム

大学病院で初期研修を考えている方は、『大学病院スタート自由設計プログラム』 の中のハイブリッドプラン、もしくはカスタムプランをお勧めします。

1年目に大学病院で研修することで、医師として基本的な知識を深く勉強し、また精力的に学会活動へ参加することができます。また、専門的な進路の見通しの相談をすることができ、自らの将来の進路を早くから見据えることができます。

2年目に協力病院で研修することで、主治医として責任持った医療を行い、処置手技や手術手技、臨床における病状説明といった実臨床での技術を研鑽し、後期研修に向けた準備を培うことができます。

 

外科専門医最短取得希望者

呼吸器外科専門医を取得するためには、まず外科専門医を取得する必要があります。

しかし、学生や研修医の間は「外科専門医を早く取りたいけど、どうやったらとれるんだろうか?」、「誰に聞いたら一体詳しい説明を教えてくれるんだろうか?」と、疑問はつきないかと思われます。

千葉大学医学部附属病院 呼吸器外科では、制度を熟知した医員が揃っており、質問してくだされば実際にパソコンで見せながら解説することができます。

外科専門医の取得方法についてはこちらの外科学会のホームページから『修練実施計画・病歴抄録の登録・照会(修練医向け)』のリンク先の文章を読んで理解して頂いても良いですが、ご心配な方はご連絡ください。いつでもご相談にのります。

 

外科専門医取得の落とし穴 2018年6月22日更新 ※最終確認は外科学会HPを参照ください。

これ以降では、外科専門医を最短で取得する上でいくつかの落とし穴があるため、それを回避する方法を説明しております。

  1. 外科専門医試験を受けるためには、①外科学会に入会していること②指定された手術に執刀医もしくは助手として入っていること、③外科学会に入会後、「修練開始登録」を済ませていること、3点が必要となります。
  2. 必要な手術件数に関しましては、外科専門医制度による認定試験(面接試験)実施に関するお知らせの中ほどに必要症例数が掲載されております。また、どの手術がどの領域に該当するかの説明は、こちらのページのPDF-2(手術手技一覧対応表:到達目標3)を参照ください。その専門領域の科が手術していたとしても、違う科の症例カウントになる場合(例:呼吸器外科で気管切開の手術を行ってもカウントされる対象は「頭頸部・体表・内分泌外科」となります)が多々ありますのでご注意ください。
  3. 日本外科学会に入会した後に『修練開始の登録』を行う必要があります。この登録をしていないと、いくら初期研修医の間に手術に入っていたとしても、症例はカウントされないことになります。以下は外科学会のホームページから引用し若干の改変をした文章になります。注意すべきはケース2と3になります。遅くとも医者3年目の冬(12月31日)までに外科学会の会員登録を行い、修練開始登録を行う必要があります。
    修練期間(最短5年間)の算定は修練実施計画の登録後に開始しますが、具体的な算定方法は次の3つのケースに分かれます(厚生労働省主導の卒後初期臨床研修を終了した年の12月末日までに修練開始登録を行った場合に限り,卒後初期臨床研修の開始時まで遡って算定できます)。
    ケース1:
    2004(平成16)年3月までに医籍を登録された場合,修練期間は修練実施計画の登録を行った日から算定されます。
    ケース2:
    2004(平成16)年4月以降に医籍を登録され(※2004年4月以降に初期研修医になった人のことを指してます),卒後初期臨床研修を終了した年の12月末日までに修練開始登録を行った場合,修練期間は医籍登録年月日(※医者になった4月からのことです)から算定されます。
    ケース3:
    2004(平成16)年4月以降に医籍を登録され,卒後初期臨床研修を終了した年の翌年1月1日以降(※医師3年目の1月1日のことです)に修練開始登録を行った場合,修練期間は修練開始登録を行った日から算定されます。(※要するに初期研修医期間中の手術件数は登録できないということです)
     修練期間の開始を遡って算定することは認められません。従来,この旨の申し出を多数受けておりますが,特例の措置は一切講じていないことを申し添えます。
  4. 外科学会に入会して修練開始登録を行い手術に入ったとしても、症例としてカウントされない場合があります。症例がカウントされるためにはNCD(National Clinical Databese)各病院の科長(もしくは専任の登録医)が手術の術式や医師を登録している必要があります。この登録に自分が含まれていない場合、手術に入ったとしても必要症例のカウントはできていないことになりますので研修先の科長に確認するようにしてください。また、NCD自体は外科学会とは別の組織になりますので、外科学会に入会しただけではNCDへの入会は完了していないので注意してください。外科学会に入会が承認されてから改めてNCDに入会する必要があります。
  5. NCDの症例登録は、ある一定の期間がすぎると修正が一切できなくなります。例えば、2016年1月1日から12月31日までに登録された症例に関しては、2017年4月中旬以降は一切訂正できません。そのため、自分が登録されているかどうかは以下の手順でご確認ください。修練登録開始を行った後に、外科専門医修練ログインから『修練実施計画・病歴抄録の登録・照会(修練医向け)⇛(本ページ以降はログインが必要となります。)次へ』をクリックしログインする。ログインしますと以下のページが表示されますので、『病歴抄録登録』から実際に自分の入った手術症例がカウントされているかどうかの確認を行ってください。遅くとも医者3年目の冬(12月31日)までに外科学会の会員登録を行い、修練開始登録を行う必要があると3で書きましたが、NCDに昔の症例が登録されていない場合は、追加で修正することができないため、やはり初期研修1年目から外科学会に入ってNCDに登録されているかどうかを年度が変わる前に確認する必要があります。登録されてない場合は手術に入った症例をメモしておき、NCDの登録業務をしている人へ登録を依頼しにいってください。
  6. 例えば、当科のA医師は、外科学会には初期研修1年目に入っていたけど、NCDを登録する上の先生が助手のところにA医師の名前を入れ忘れてしまったせいで、そのまま時は流れ、初期研修2年目の夏にA医師がNCDを確認したところ、手術症例が登録されていないことが発覚し、手洗いした腹部外科手術例50例がすべて無効になった先生がいます。(もちろん入局後に外科を周りなおしました)

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以上のように、外科専門医を取得するには多くの落とし穴があります。

呼吸器外科に興味があり、専門医や学位を早期に取得したいと考えている方は、ご相談くだされば細かく教えますのでご連絡ください。