教室紹介

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ご挨拶

千葉大学小児病態学 講師
藤井 克則

小児科は文字通り生まれたばかりの赤ちゃんから、思春期の男女子まで幅広い年齢層を扱う臨床科です。「こどもは大人のミニチュアではない」はよく言われますが、新生児、幼児、小児、思春期とそれぞれ特有の発達生理と病態があります。小児科の教科書が一般的に分厚いのはそのためで、習得するためには長い年月と修練が必要になります。

千葉大学小児科は、2018年に創立100周年を迎えた歴史ある臨床教室です。現在の専門領域は免疫アレルギー、新生児、神経、感染症、循環器、内分泌、血液の7つの専門班があり、多くの患者さんを診察するとともに研究活動を行っています。研究も臨床医学から基礎医学まで幅広く行われていて、日進月歩の医療の進歩についていくべく努力を重ねています。大学病院の中には臨床試験部や遺伝子診療部など小児科と密接に関わる部門が併設されており、医学部・大学院と協力してiPS細胞をはじめとした最先端の研究もおこなわれています。まさに新しい医療を生み出す場でもあるのです。

小児科の病気のイメージとしては簡単で治るものばかりが頭に浮かぶかもしれません。しかし大学病院で見る患者さんの中には難しい病気も数多くあり、必ずしも平たんな道のりではありません。それでも医療者間で治療方針を検討し、ご家族との話し合いを重ねることでよりよい方策を見出せることがあります。多職種連携は大学病院の特徴でもあり、そのようなプロセスを当科で感じていただければ幸いです。

新型コロナウイルスによって現在は社会が混乱しています。そのなかでもこどもはかけがえのない存在であり、社会の礎であることは論を待ちません。子供たちの健康を守るためにベストの方策を共に考え、実効性ある行動に移してゆくことが私たちの務めです。千葉大学小児科で新しい医療を実践するとともに、充実した毎日を送ってみませんか。みなさんの積極的な参加を心よりお待ちしています。