学生・研修医の方へ

ページタイトル画像

研修内容

初期研修医の先生の勤務

アレルギー・膠原病内科の病棟診療は、教員と臨床経験4年以上の指導医と初期研修医の瓦屋根式のチーム診療で行われます。チームで常時5人程度の患者さんを受け持ち、2か月間で20例前後を経験することができます。毎週のチャートラウンドと回診で入院全症例の詳細な検討を行いますので、受け持ち患者以外の勉強もすることができます。希望があれば、外来や関節エコーを見学することもできます。 研究カンファレンスへの参加もウエルカムです。

入局後の大まかな流れ

多くの先生は医師3年目になるときに入局します(もちろん専攻医取得後の入局も歓迎します)。専攻医1−2年目(医師3−4年目)は、主に連携病院で研修します。この間、ローテート研修により様々な診療科を経験し、内科医としての基礎力をつけてもらいます。内科系診療科のみならず、整形外科、皮膚科、感染症科などをローテートすることもできます。医師5年目は、大学病院あるいは連携病院でシニアレジデントとして、アレルギー疾患、膠原病の専門診療を行います。多くの先生は医師5年目で大学院に進学しますが、大学院に入らず臨床に専従することもできます。大学院2年目には病棟診療を外れ、大学病院あるいは連携病院で専門外来を行いながら本格的に研究を開始します。大学院での研究プロジェクトは、実験動物を用いた基礎研究、患者検体を用いたトランスレーショナル研究、画像やAIを用いた臨床研究、前向き臨床試験など、豊富な選択肢の中から選べます。研究は経験豊富な教員とマンツーマン形式で行われますが、ラボカンファで多くの教員から建設的な提案を受けられます。大学院修了後のキャリアは、①県内外の連携病院でアレルギー・膠原病内科医として専門診療を行う、②診療の幅を広げるため国内留学に行く、③大学でポスドクとして研究を続けながら海外留学の準備をする、④県内外の研究施設で基礎研究者になるなど、いろいろなパターンがあります。概ね医師5年目で総合内科専門医、7年目でリウマチ専門医、8年目で学位(医学博士)、9年目でアレルギー専門医の資格を取得できます。

女性医師の働き方

当科では大学院生20名中5人が女性医師であり、様々な分野で活躍しています。研究をバリバリこなしたり、病棟・外来業務で活躍したり、子育てしながら時短で勤務したり、状況に応じて柔軟な働き方をすることができます。

研修プログラム

モデルケース

A先生(20歳代男性)

1~2年目:千葉大学プログラム (鹿島労災病院+大学)
3~4年目:アレルギー膠原病内科後期研修(松戸市立病院)
5年目~:千葉大学大学院 (現在)

B先生(20歳代男性)

1~2年目:松戸市立病院初期研修 (2年間)
3~4年目:旭中央病院後期研修 (2年間)
5年目~:千葉大学大学院 (現在)

C先生(20歳代男性)

1~3年目:旭中央病院初期研修 (2年間) + 後期研修 (1年間)
4年目:済生会習志野病院後期研修 (1年間)
5年目:千葉大学大学院 (現在)