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「第2回周産期急変対応セミナー」のご報告

2011/11/07

 10月17日(日)に「第2回周産期急変対応セミナー」が、千葉大学医学部附属病院において千葉大学周産期母性科とNPO法人千葉医師研修支援ネットワークの共催で行われました。参加者は計18名で、内訳は臨床研修医6名、看護系学生3名、助産師7名、看護師2名でした。
 ALSOやNCPRの講習内容に準じたレクチャーの後、最新のワイアレス分娩シミュレーター”Noelle”や”新生児シミュレーター”HAL”を使ったワークショップで実技学習を行いました。今回は第1回の症例シナリオに「妊婦の心肺蘇生」が加わり、実技学習の内容はますます充実し臨場感もさらに増してきました。前回と同様に、参加者からは肯定的な評価をいただくことができました。
 今回のインストラクター陣は、産婦人科医師1名、シミュレーションセンター管理者1名、救急部医師1名、看護学部教員2名、手術部看護師1名、産婦人科研修医1名、麻酔科研修医1名の計8名で構成されていました。それぞれバックグラウンドは異なるものの、産科救急医療の向上にシミュレーション学習は不可欠であるという共通認識を持つ仲間です。今後このメンバーがコアとなり、本セミナー活動が千葉大学から千葉県内へ、やがて全国へと広まっていくことを思い描いております。

開催者代表 千葉大学周産期母性科 長田久夫

プログラム

13:00-13:05 開会挨拶 オリエンテーション
13:05-14:05 レクチャー(第1講堂)<各20分>
  ALSO (産科救急公認コース)の講習内容に準じたレクチャー
  1. 内科的合併症  講師:臼井いづみ
  2. 補助経膣分娩  講師:計良和範
  NCPR (新生児蘇生公認コース)の講習内容に準じたレクチャー
  1. 人工呼吸と胸骨圧迫まで  講師:長田久夫
14:05-14:10 休憩
14:10-14:55 シミュレーション学習<各15分>
(シミュレーションセンター、2グループに分かれて)
1. ノエルを使ったシナリオ演習その1 1回目
  インストラクター:臼井、坂上、計良、淀川、小澤
   2. ハルを使ったシナリオ演習
  インストラクター:長田、加古
   3. ノエルを使ったシナリオ演習その1 2回目
  インストラクター:臼井、坂上、計良、淀川、小澤
14:55-15:00 休憩
15:00-15:40 レクチャー(第1講堂)<各20分>
 ALSO (産科救急公認コース)の講習内容に準じたレクチャー
  3. 産後大出血  講師:淀川祐紀
  4. 妊婦蘇生  講師:加古訓之
15:40-16:15 シミュレーション学習
(シミュレーションセンター、2グループに分かれて)
1. ノエルを使ったシナリオ演習その2 1回目<20分>
  インストラクター:臼井、坂上、計良、淀川、小澤
   2. レサシアンを使ったシナリオ演習<15分>
  インストラクター:加古、計良、淀川、高鹿
16:15-16:20 休憩
16:20-16:40 シミュレーション学習
(シミュレーションセンター、2グループに分かれて)
3. ノエルを使ったシナリオ演習その2 2回目<20分>
  インストラクター:臼井、坂上、計良、淀川、小澤
16:40-17:00 総括
17:00-17:05 閉会挨拶