千葉大学医学部附属病院で
組織型の分類が困難な膵腫瘍または浸潤性膵管癌
と診断された患者の皆様、ご家族の皆様へ
2026年8月6日
千葉大学大学院医学研究院 病態病理学
千葉大学医学部附属病院 肝胆膵外科/消化器内科
千葉大学大学院医学研究院病態病理学では、肝胆膵外科ならびに消化器内科と共同で、既存の疾患概念に分類しがたいSMARCB1欠失膵腫瘍の臨床病理学的検討に関する研究を行っており、以下に示す方の試料や診療情報等を、本文書の公開日以降に利用させていただきます。研究内容の詳細を知りたい方、研究に試料・情報を利用して欲しくない方は、末尾の相談窓口にご連絡ください。
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本文書の対象となる方 2021年10月1日~2026年8月6日まで肝胆膵外科で実施されている臨床研究「浸潤性膵癌の組織形態に基づく亜分類の確立と分子遺伝子学的,臨床病理学的検討」または2018年4月1日~2026年8月6日まで消化器内科で実施されている臨床研究「難治性胆膵疾患診断のための包括的な遺伝子変異プロファイルの検討」に参加され、将来の研究への試料・情報の利用及び提供に同意された方 |
1.研究課題名
「既存の疾患概念に分類しがたいSMARCB1欠失膵腫瘍の臨床病理学的検討」
2.研究期間
2026年承認日~2031年3月31日
この研究は、千葉大学医学部附属病院生命倫理審査委員会の承認を受け、病院長の許可を受けて実施するものです。
3.研究の目的・方法
本研究では、これまでの病気の分類に当てはまらない「まれな膵臓の腫瘍」について、その特徴を詳しく調べることを目的としています。
近年、一部の膵腫瘍では「SMARCB1(スマークビー1)」というタンパク質が失われていることがわかってきました。このような腫瘍は非常にまれであり、どのような特徴を持つのか、また一般的な膵がんとどのように異なるのかについては、まだ十分に解明されていません。
この研究では、これまでの診療の中で採取・保存されている組織(手術や検査で採取された標本)や診療情報(年齢、治療内容、経過など)を用いて、腫瘍の形や性質、遺伝子の特徴などを調べます。新たに検査や治療をお願いすることはありません。
また、一部の症例では、腫瘍の遺伝子の働き(遺伝子の発現)を調べる解析を行い、一般的な膵がんとの違いを比較します。
本研究は複数の医療機関が協力して行う研究であり、必要に応じて試料や情報は他の研究機関に提供されます。その際には、氏名や生年月日などの個人を特定できる情報は削除し、「研究ID」という番号に置き換えた上で取り扱います。
本研究においては、匿名化された試料・情報は千葉大学および共同研究機関に提供され、解析が行われます。氏名などの個人情報と研究IDを結びつける対応表は、各医療機関で厳重に管理され、外部に提供されることはありません。
4.研究に用いる試料・情報の種類
本研究では、これまでの診療の中で採取・記録された以下の試料および情報を使用します。新たに検査や採血などをお願いすることはありません。
■ 試料(からだの組織)
手術や内視鏡検査などで採取され、病理検査のために保存されている膵臓の組織(標本)
(※すでに診療目的で採取されたものの一部を使用します)
■ 情報(診療記録)
診療録(カルテ)に記載されている以下の情報を使用します。
· 年齢、性別
· 病気の診断内容や病理検査の結果
· 治療の内容(手術や薬物治療など)
· 検査結果(血液検査、画像検査〔CTやMRIなど〕)
· 治療後の経過(再発の有無や生存状況など)
5.研究組織(試料・情報を利用する者の範囲)
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研究代表機関名 |
研究代表者 |
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千葉大学 |
髙地 祐輔 |
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共同研究機関名 |
研究責任者 |
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順天堂大学医学部人体病理病態学 |
福村 由紀 |
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熊本大学病院病理診断科(病理部) |
甲斐 敬太 |
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久留米大学医学部病理学講座 |
谷川 雅彦 |
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富山大学学術研究部医学系病理診断学講座 |
平林 健一 |
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国立がん研究センター中央病院病理診断科 |
平岡 伸介 |
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千葉県がんセンター臨床病理部 |
荒木 章伸 |
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聖マリアンナ医科大学分子病理学 |
大池 信之 |
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北海道大学病院 医療・ヘルスサイエンス研究会開発機構 先端診断技術開発センター(C-DAD) |
四宮 義貴 |
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6.個人情報の取り扱いについて
本研究で得られた試料・情報は、氏名等の個人を特定するような情報を削除し、どなたのものかわからないように加工して、千葉大学大学院医学研究院病態病理学および各研究機関において厳重に管理します。研究結果を学術雑誌や学会で発表することがありますが、個人が特定されない形で行われます。
本研究についてご希望があれば、他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内で、研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧する事ができますので、相談窓口までお申し出ください。個人情報の開示に係る手続きの詳細については、千葉大学のホームページをご参照ください。
(URL:http://www.chiba-u.ac.jp/general/disclosure/security/privacy.html)
7.利益相反について
この研究における研究者は、株式会社 東京セントラルパソロジーラボラトリー および 株式会社 江東微生物研究所からの寄付金を受け取り、研究に必要な費用の一部が賄われています。研究の実施、解析および結果の公表は研究者の責任において行い、企業が研究結果の解釈や公表内容に関与することはありません。利益相反は所属する研究機関の規程に基づき適切に管理されています。
8.研究に関する相談窓口について
研究に試料・情報を利用して欲しくない場合には、研究対象とせず、原則として研究結果の発表前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口までお申し出ください。試料・情報の利用をご了承いただけない場合でも不利益が生じる事はありません。
その他本研究に関するご質問、ご相談等は、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。
相談窓口
〒260-8670
千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
千葉大学大学院医学研究院病態病理学 助教
髙地 祐輔
043(222)7171 内線5182