~感染症、炎症性疾患、アレルギー疾患の解明と治癒のために~
粘膜間葉系細胞を包括的に理解し活用することを目指す
「粘膜間葉系リテラシー」
「SCAI Project」

Research Aim

ユニークな発想に基づいた研究展開からアレルギー・炎症性疾患に対する革新的な治療法の確立をめざす。

これまでの免疫学研究の多くは、T細胞や樹状細胞などの1種類の細胞を刺激をすることで反応性を調べる方法が主流でした。また免疫細胞同士を共培養した後に、増殖やサイトカインの産生量を調べることでアレルギーや炎症疾患の発症につながる様々な因子が見つかってきました。
私たちは、免疫細胞間の相互作用だけではなく、組織の構成細胞である「間葉系細胞・Structural cell」が免疫細胞と密に接しており、お互いに様々な情報を交換している現象に着目しています。
Structura cellが単なる組織構造の支持に働くだけではなく、免疫細胞に対して「組織・臓器特異性」を誘導するという「免疫系の調節」に働くことを私たちは明らかにしてきました。
Structural cellは①免疫系の「末梢教育」②上皮細胞の分化調整「粘膜バリア後方支援」といった多彩な機能をもつ一方で、Structural cellの機能の変遷は、③臓器不全を招く「線維化」やがん化を導きます。

私たちは粘膜間葉系細胞の複雑な機能を読み解き活用する「粘膜間葉系リテラシー」研究(文部科学省卓越研究員事業)の一環として
SCAI projectStructural Cells/Affect・Ameliorate/Immunity・Infection・Inflammation」を推進します。

SCAI projectの1つのテーマである「粘膜修復・線維化の起点となる間葉系ー神経系相互作用の解明」を目指した研究がAMED・革新的先端研究開発支援事業「生体組織の適応・修復機構の時空間的解析による生命現象の理解と医療技術シーズの創出」に採択され、新たなチャレンジをしています。
また、「細菌叢―神経叢間相互作用による腸内環境維持機構の解明」を目指した研究課題がAMED・革新的先端研究開発支援事業「微生物叢と宿主の相互作用・共生の理解と、それに基づく疾患発症のメカニズム解明」に採択され、2021年には炎症性腸疾患や合併症に関わる悪玉腸内細菌の組織内への侵入を抑えるための複数の臓器の連携した働き「臓器連関」の重要性を見出しました。「臓器ネットワークによる悪玉腸内細菌の制御機構」を明らかにし、活用することで様々な組織で起こる疾患に対する予防・治療法の確立を目指しています。

共に研究を進める研究生、大学生、大学院生、研究員、社会実装を共に目指す共同研究企業を募集しています。

News & Topics

4/8
2022
倉島が千葉医学会賞を受賞しました。
4/1
2022
腸-膵臓連関についての英語総説がEur J Immunol誌にアクセプトされました。
4/1
2022
倉島が千葉大学国際高等研究基幹、東京大学医科学研究所 国際ワクチンデザインセンター・粘膜ワクチン分野の所属となりました。
3/27
2022
アレルギー講習会@横浜で座長をつとめました。アレルギー疾患の病態生理最前線「ヒト化マウス、マスト細胞、母体と乳児、かゆみと神経回路」
3/25
2022
研究室の卒業生の学位授与式がありました。研究室特製の記念品の贈呈をしました。
3/25
2022
免疫アレルギータスクフォースの成果がAllergology international誌に掲載されプレスリリースされました。Evaluation of adrenaline auto-injector prescription profiles: A population-based, retrospective cohort study within the National Insurance Claims Database of Japan.
2/22
2022
山田科学振興財団海外研究援助に採択されました。
2/21
2022
日本ワックスマン財団学術研究助成金に採択されました。
2/20
2022
免疫アレルギータスクフォースの成果がAllergy誌に掲載されプレスリリースされました。免疫アレルギー領域の日本、欧米の研究助成インパクトの長期的・社会的特徴が明らかに ~「厚み」指標と自然言語解析を用いたアレルギー領域での世界初の研究結果~
2/16
2022
AMED適応・修復サイトビジットがありました。
1/19
2022
共同研究成果が米国科学アカデミー紀要「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America」に掲載されプレスリリースをしました。腸管バリアに重要なパネート細胞サブセットの発見。
1/18
2022
AMED適応・修復領域会議に参加しました。
12/24
2021
研究室ツイッターを開設しました。@KurashimaLab
12/14
2021
第18回国際粘膜ワクチン研究開発センターミーティングで当研究室が研究発表を行いました。
12/9
2021
第50回日本免疫学会学術集会(奈良)にてシンポジウム「アレルギー研究の新展開」で発表しました。大学院生の香取さんが「Mucosal-Skin Immunity」セッションで研究発表をしました。
11/21
2021
レオファーマ株式会社主催のHacking Dermatologyに「はたらかない細胞」グループとして参加し「CIC Tokyo賞」「最多得票賞」を受賞しました。
11/15
2021
カリフォルニア大学サンディエゴ校にて国際共同研究を実施しました。
11/12
2021
Panda Expressのフォーチュンクッキーから「Lose the small ones but win the big ones/A change of heart will bring back what is lost」が出ました。
10/30
2021
臨床免疫アレルギー科に「免疫療法の成功の秘訣:マスト細胞が持つアレルギー抑制機能をいかに引き出せるか」が掲載されました。
10/20
2021
Panda Expressのフォーチュンクッキーから「Share a meal with someone who means a lot to you」が出ました。
8/15
2021
香取さん, 藩さんの日本語総説が臨床免疫・アレルギー科 8月号に掲載されました。
8/5
2021
カリフォルニア大学サンディエゴ校にて国際共同研究を実施しました。
7/9
2021
Panda Expressのフォーチュンクッキーから「A good beginning is half the task」が出ました。
7/8
2021
科研費 挑戦的研究(萌芽)に採択されました。
7/1
2021
15th World Immune Regulation Meetingにて講演を行いました。
6/25
2021
Zhangさんの力作の総説、「Two Sides of the Coin: Mast Cells as a Key Regulator of Allergy and Acute/Chronic Inflammation」がCells誌に掲載されました。マスト細胞の多様な機能についてまとめました。
6/6
2021
第7回総合アレルギー講習会・アレルギー疾患の病態生理最前線 (一般社団法人日本アレルギー学会) にて「マスト細胞の免疫抑制機構とアレルギー疾患」について発表しました。
4/19
2021
中山さんが新たに研究室に加わりました。
4/14
2021
ASG-Keio The 49th Scienc-omeで発表しました。「みんなちがって、みんないい ~免疫細胞と線維芽細胞が織りなす世界~ 」。
4/1
2021
中国からZhangさんが加わりました。
3/15
2021
米国ベーリンガーインゲルハイム社との共同研究がスタートしました。
2/17
2021
腸管粘膜を保護する膵臓の新しい機能を見出し、炎症性腸疾患への関与についてNature Communications誌に発表しました。プレス発表をしました➽「新たに明らかとなった膵腸連関-大腸炎改善のカギを握るのは膵臓の膜蛋白質?」「千葉大、膵臓が細菌感染から腸を守る新たな機構を発見ー膵臓が腸の粘膜の第一線のバリアとして働くタンパク質を分泌ー」。
1/14
2020
粘膜ワクチンセンター・千葉大学合同セミナ― ~微生物の侵入を水際で防ぐ~ 粘膜免疫研究の最先端 ~Mucosal-Quarantine~ the Frontlines of Mucosal Immunology Research を企画し発表しました。
10/20
2020
アレルギーを起こすマスト細胞の新しい機能を発見し、Mucosal Immunology誌に発表しました。プレス発表をしました➽「食物アレルギー治療法の仕組みの一端を、千葉大学などが解明」「食物アレルギー治療成功のカギを解明 ~アレルギーを引き起こす悪玉細胞が抑制する善玉細胞へと切り替わる~」。
10/15
2020
千葉大薬学部・免疫微生物学特論でon line講義を行いました。
10/10
2020
客員研究員(順天堂・小児)の松村さんの腸管間葉系細胞による新しい粘膜保護機構についての論文がScientific Reportsにアクセプトされました。
10/1
2020
粘膜間葉系・神経系研究が研究開発領域「生体組織の適応・修復機構の時空間的解析による生命現象の理解と医療技術シーズの創出」PRIMEに採択されました。
10/1
2020
中国から潘君が研究生として加わりました。
4/10
2020
技術補佐の松倉さん、大学院生の香取君が研究室に加わりました。
4/1
2020
免疫アレルギー疾患研究10か年戦略次世代タスクフォース (Empowering Next Generation Allergist/immunologist toward Global Excellence Task Force toward 2030:ENGAGE-TF toward 2030)に参加し、活動を開始しました。
1/10
2020
コネチカット州のベーリンガーインゲルハイム社で講演を行いました。
12/14
2019
フランス・リヨンで開催されたWorld Allergy Congress 2019にて講演を行いました。
8/22
2019
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)で研究セミナーを行いました。
8/1
2019
国際共同研究加速基金 国際共同研究強化(A)に採択され、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)との国際共同研究が始まりました。
6/15
2019
Front Immunology誌 [Intrinsic Control of Surface Immune and Epithelial Homeostasis by Tissue-resident Gut Stromal Cells]、Allergol Int誌 [A Comprehensive Understanding of the Gut Mucosal Immune System in Allergic Inflammation]に掲載されました。共同研究成果 Hashizume-Takizawa T. et al. Int Immunology誌に報告しました。イノベーション医学で取り組んでいる研究が「IMPACT」に掲載されました[https://doi.org/10.21820/23987073.2018.10.63]。
6/11
2019
フランシス・クリック研究所-JSPS Londonの合同シンポジウム[JSPS-Crick Symposium on Gut Circuits]@ロンドンで講演をしました。
5/11
2019
アメリカ免疫学会[IMMUNOLOGY 2019]@San Diegoでマスト細胞研究についての発表を行いました。
4/1
2019
間葉系細胞研究が基盤研究(B)に採択されました。
2/12
2019
3rd Annual Symposium for the Center for Mucosal Immunology, Allergy and Vaccine Development@サンディエゴで講演をしました。
12/12
2018
アステラス製薬で講演をしました。
12/9
2018
第47回日本免疫学会総会@福岡で座長&研究発表がありました。
12/9
2018
日本消化器免疫学会総会@福岡で講演をしました。
8/16
2018
学術支援職員(現AMED)の稲見さんの総説が International Journal of Molecular Sciences誌の「Special Issue : Purinergic Signalling in Cancer and Inflammation」に掲載されました。大学生の名切さんの総説「腸管粘膜免疫・保護の中軸を担う粘膜間葉系細胞」がリンパ学会誌に掲載されました。
8/20
2018
科研費:基盤研究S (分担)に採択されました。
6/24
2018
科学評論社「腎臓内科・泌尿器科」特集:腸内細菌叢と腎泌尿器疾患に総説が掲載されました。
6/24
2018
第67回日本アレルギー学会学術大会“New Trends in Mucosal Immunology for Allergic Diseases"にて講演をしました。
6/22
2018
第42回日本リンパ学会“リンパ学の明日を探る~免疫学領域~"にて講演をしました。
5/15
2018
2nd Japan Korea Joint Meeting on Mucosal Immunology に参加し研究発表を行いました。
6/1
2018
日本ビフィズス菌センター研究奨励賞を受賞しました。腸内細菌学会で受賞講演「共生と排除を司る粘膜マスト細胞の研究」をしました。
4/3
2018
科研費:基盤研究A (分担)に採択されました。
3/27
2018
“The 2nd cMAV Symposium Tokyo”Pioneering Sciences in Mucosal Immunology, Allergy and Vaccine Leading to the Creation of Novel Prevention and Treatment for Immunologic and Infectious Diseases" にて研究発表を行いました。
3/20
2018
内藤記念科学振興財団 次世代育成支援研究助成に採択され贈呈式に出席しました。
3/9
2018
上原記念研究財団の研究助成贈呈式に出席しました。
3/2
2018
線維化研究が加藤記念研究助成に採択され贈呈式に参加しました。
2/27
2018
公開シンポジウム「サイレントキラー・慢性炎症はどこまでわかったか?」にてポスター発表をしました。
2/22
2018
カルフォルニア大学サンディエゴ校で研究ミーティングをしました。
2/22
2018
武村先生、植松教授の研究成果「腹部放射線治療後に起こる腸線維症のメカニズムを解明(Science Translational Medicine)」がプレスリリースされました。
2/1
2018
森本さんがイノベ研に加わりました。
1/16
2018
広島大学で免疫学の講義をしました。
12/14
2017
研究論文がアクセプトされました。Takahashi Y et al., Stem Cell Reports, 2017。
12/14
2017
第46回日本免疫学会(仙台)にて研究発表&マスト細胞・顆粒球のセッションで座長をしました。
12/11
2017
第1回最先端粘膜免疫学シンポジウム(仙台)にて研究発表をしました。
11/30
2017
住友財団・ヤクルトバイオサイエンス研究財団・上原記念生命科学財団研究助成に採択されました。
10/31
2017
第一三共奨学寄付プログラムに採択されました。
9/21
2017
潰瘍性大腸炎をテーマとした疾患克服会議にて研究発表をしました。
9/20
2017
平成29年度 革新的先端研究開発支援事業 PRIME「微生物叢と宿主の相互作用・共生の理解と、それに基づく疾患発症のメカニズム解明」に細菌叢―神経叢間相互作用による腸内環境維持機構の解明を目指した研究が採択されました。
9/17
2017
2017年GSKジャパン研究助成に採択されました。
9/16
2017
第61回日本薬学会関東支部大会@慶応大学で講演をしました。
9/1
2017
藤さんが新しく加わりました。
8/10
2017
2017年上半期は共同研究を含む下記論文を発表しました。
Kurashima Y., et al., Annual Review Immunology, 2017
Furuta Y., et al., PLoS ONE, 2017
Toyoshima S., et al., Int.  Immunol., 2017
Shimokawa C., et al., Immunity, 2017
Joo S., et al., Mucosal Immunol., 2017
Takahashia Y., et al., EBioMedicine, 2017
7/21
2017
NIH 第126回金曜会(ワシントンDC、アメリカ)
で研究発表をしました。
7/20
2017
国際粘膜免疫学会 (ワシントンDC、アメリカ)
で研究発表をしました。
7/13
2017
順天堂大学医学部小児科第157回お茶の水木曜会
でセミナーをしました。
7/5
2017
Annual International Workshop on Mucosal Immunology and Vaccine for Young Investigators (八ヶ岳)で研究発表をしました。
7/1
2017
平成29年度科研費、挑戦的研究(萌芽)
に線維化研究が採択をされました。
5/20
2017
Kimさんと片山さんが研究生として加わりました。
5/15
2017
Korea-Japan joint meeting on mucosal immunology
(ソウル、韓国)で研究発表をしました。
4/20
2017
実験医学増刊 Vol.35 No.7生体バリア:
粘膜や皮膚を舞台とした健康と疾患のダイナミクス
に粘膜間葉系細胞についての総説を書きました。
4/11
2017
稲見さんと村崎さんが新しく加わりました。
2/11
2017
共同研究の論文がアクセプトされました。Furuta Y., Tsai S.H., Kinoshita M., Fujimoto K., Okumura R., Umemoto E., Kurashima Y. Kiyono H., Kayama H., and Takeda K.
「E-NPP3 controls plasmacytoid dendritic cell numbers in the small intestine 」『PLoS ONE
1/22
2017
武田医学振興財団生命科学シンポジウムに参加しポスター賞を受賞しました。
1/20
2017
共同研究の論文がアクセプトされました。 Toyoshima S., Wakamatsu E., Ishida, Y. Obata Y., Kurashima Y.,  Kiyono H., and Abe R.
「The spleen is the site where mast cells are induced in the development of food allergy」
Int.  Immunol.
12/7
2016
論文がアクセプトされました。 Joo S., Fukuyama Y., Park EJ., Yuki Y., Kurashima Y., Ouchida R., Ziegler SF., and Kiyono H.
「Critical role of TSLP-responsive mucosal dendritic cells in the induction of nasal antigen-specific IgA response」
Mucosal Immunol.
12/9
2016
第2回JST-SICORP国際ワークショップと第6回オルソオルガノジェネシス検討会に参加し研究発表をしました。
12/6
2016
第45回日本免疫学会学術集会に参加し研究発表をしました。
12/1
2016
千葉大学大学院医学研究院
イノベーション医学領域がスタートしました。

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