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メッセージ

文部科学省 卓越大学院プログラム
千葉大学  革新医療創生CHIBA卓越大学院 プログラム

千葉大学長 徳久 剛史

千葉大学は、世界最先端の研究教育を展開し、その応用研究の成果を社会に還元するとともに、世界をリードするグローバル人材の育成を目指しています。そのために研究教育活動の国際化を強力に推進しています。特に平成26年度からスーパーグローバル大学創成支援事業等の支援を得て海外留学拠点を世界17か所に設置し、平成28年度には海外留学を必修化した国際教養学部を新設してグローバル・リーダーの育成を本格化させてきました。これらの実績を基に、令和2年度からは学部・大学院を含めた全新入生に対して海外留学を必修化したENGINEプランを実施することにしています。

千葉大学の医療系3学部と大学病院が集結する亥鼻キャンパスでは、これまでにも医療分野でのグローバル・リーダーの育成を精力的に行ってきました。平成20年度からはグローバルCOEプログラムにおいて、免疫系疾患の新規治療法の開発研究の面で国際的なネットワークを構築し、免疫関連分野でグローバルに活躍する医療人や研究者を育成してきました。平成24年度に採択された博士課程教育リーディングプログラムでは、新規の治療法や治療薬の開発を目指す学問を治療学と定義して、世界を先導する創造的な治療学研究者を育成しています。同時に、米国のUC San Diegoと包括的連携協定を結び、両大学が相互に免疫・アレルギー研究センターを設置し、クロスアポイント教員が治療学に関する研究と博士人材の育成を行っています。
この間に世界の医療は、革新的がん免疫治療法の開発や人工知能(AI)等の最先端技術の急速な進歩によりパラダイムシフトを迎えています。そのため超高齢社会を迎えている日本では、新たな医学の独創的な知識や技術の創出者、安全で有効な革新的治療薬や治療法を開発するイノベーター、医療格差等の社会の歪みを正すリーダー等の育成が喫緊の課題となっています。そこで本革新医療創生CHIBA卓越大学院では、これまで博士課程教育リーディングプログラム等で培ってきた治療学研究者育成基盤の上にクラスター制CHIBA教育システムを構築して、本学の治療学AI研究センターを活用することにより、超高齢社会をサステイナブル健康社会へと導く革新医療創生イノベーターの育成を目指します。

この新しいクラスター制教育システムでは、研究科の枠を越えた教員で組織された教育研究クラスターを6つ設置して、プログラム学生は複数のクラスターを専攻することで海外ダブルメジャー相当の博士人材を育成します。さらに世界トップ研究機関等と連携した教育プログラムを提供することにより、医学の新知見を創出する能力や医療イノベーションを創発する能力ばかりでなく、俯瞰力や柔軟な思考力とともにチャレンジ精神やレジリエンスを養成します。そして修了生が、新しい医学・医療やサステイナブルな健康社会を牽引する担い手として、世界の医療の先頭に立って活躍することを期待しています。
千葉大学は、本卓越大学院の機能強化に向けた教育研究環境の重点整備や必要な資源の戦略的配分を継続的に行って参ります。関係各位におかれましても絶大なるご支援を切にお願い申し上げます。


革新医療創生CHIBA卓越大学院プログラムの開始にあたって

プログラム責任者、理事 中谷 晴昭

千葉大学は、第3期中期目標期間から「海外大学と伍して全学的に卓越した教育・研究・社会実装を推進する取り組みを中核とする国立大学」、すなわち第3群に分類される国立大学法人に指定され、精力的に機能強化に取り組んで参りました。本学の医療関連の大学院教育においては、古くは21世紀COEプログラムの採択に始まり、グローバルCOEプログラム、そして博士課程教育リーディング(LGS)プログラムが採択され、継続的に大学院教育の充実が図られてきました。これらの実績を基盤として、令和元年度に「革新医療創生CHIBA卓越大学院」が採択され、いよいよこのプログラムを開始することになります。
日本を含む先進諸国においては、がん治療、再生医療、ゲノム医療、AIを用いた診断・治療の進歩等、目覚ましい医療の進歩によって長寿社会となっておりますが、その一方で医療費の高騰や医療格差を招くなど、多くの課題も出てきています。これらの課題を解決しながら、サステイナブルな健康社会を維持していくためには、様々な分野にまたがる「医学の知」を結集し、安全かつ有効な新たな治療法の開発や疾病の予防につながるイノベーションの創出が不可欠となります。

本プログラムでは、国内外の一流研究機関および国内企業と連携し、「クラスター制CHIBA教育システム」を構築して、様々なクラスターに所属する教員の協力の上に、「俯瞰力、柔軟な思考、挑戦する意欲、レジリエンスそしてイノベーションマインドを持って革新医療創生に取り組む人材」を養成することを目標としております。このクラスター制CHIBA教育システムには6つのクラスターが存在し、学内の多くの部局の教員ばかりでなく、国内外26企業、3政府機関、海外21機関の優れた客員教員が、機動的かつ柔軟に、様々なバックグラウンドを持つトップクラスの大学院生の教育指導に携わります。このプログラムに参加した学生は複数のクラスターで主専攻、サブ専攻を学修し、革新医療創生国際コースではダブルディグリーの取得も可能となります。

意欲ある学生は、是非「革新医療創生CHIBA卓越大学院」に参加し、将来は国内外において革新的医療を創出し、牽引するリーダーになって頂きたいと思っております。本学も責任をもってこの卓越大学院プログラムの成功を目指して努力いたす所存ですので、関係する皆様のご支援、ご協力を切にお願い申し上げます。


新たな「医学・医療の知」の創生を目指して

プログラムコーディネーター、医学研究院長 中山 俊憲

世界で最初に超高齢社会が到来する我が国では、人生100年時代をいかに健康に、幸せに生きるかが課題となっています。しかし、現在の社会構造・医療システムは人生70年時代の枠組みのまま留まっています。今後日本が持続可能な健康社会を築くためには、新たな「医学の知」、「医療の知」を生み出し、明確な変革意識を持って「人生100年・情報AI時代・Society 5.0社会」に適した新たな医療や社会システムを構築できる人材が必要です。

そのため千葉大学の卓越大学院プログラム「革新医療創生CHIBA卓越大学院」では、医学・薬学・看護学・理工学・工学・社会科学・園芸学など様々な分野を主専攻とする学生が、工学・生物化学・治療学・創薬学・看護学・情報学などの別分野で、産官学の連携のもと研究を実施する「革新医療創生融合コース」と、世界トップレベルの大学であるカリフォルニア大学サンディエゴ校と千葉大学とのダブルディグリープログラム、南カリフォルニア大学やカナダのトロント大学、ドイツのシャリテ医科大学などとの連携大学院教育プログラムを提供する「革新医療創生国際コース」を設置いたしました。「医学の知」、「医療の知」のプロフェッショナル人材の育成を目指し、将来、医学研究や医療の分野において、社会を牽引するリーダーにならんことを希求する優秀でモチベーションの高い学生らが共に学ぶプラットホームが準備されています。

今後、予想されるAIによるサイバー空間と現実空間の融合の流れ、その過程で生ずる様々な社会のひずみや健康障害など、これまで以上に多様化し複雑化する社会・医療のニーズの中で、本プログラムの学生が将来起こりうる様々な課題に適切に対応できる卓越した人材となり、より人間中心の社会にすべく、日本、そして世界を牽引するリーダーになるであろうと教員一同確信しております。