研修案内

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仕事と生活の両立を目指して

 当教室は20年以上前より女性医師が多く在籍しています。女性医師は男性と比べ、結婚、出産、育児といったライフイベントで働き方が変化する事が多いことから、当教室では15年前よりワークライフバランスへの取り組みを行ってきました。最近ではその取り組みをさらに発展させ、男性医師も女性医師も血液内科医や研究者として、キャリアを中断することなく働き続けることができるようお互いにサポートする体制を築いています。

病棟当番制

 もっとも大きな点は「病棟当番制」です。患者さんの主治医以外に病棟当番医を平日午前・午後・夜間、土日、祝日の24時間365日配置しています。主治医が他の病院で仕事を行っている間や休日も当番医が患者さんの診療に当たります。夜間の呼び出しについては、夜間待機医が対応します。主治医一人が頑張るのではなく、血液内科スタッフ全員が常に患者さんの情報を共有し、主治医と共に意思決定に携わることでチームとして診療にあたることを基本としています。この体制を維持にするためには、主治医以外の医師の協力が不可欠であり、病棟主治医以外にも上級スタッフや大学院生など、すべての医師が協力して病棟を支えています。病棟当番制を導入することでお互いを支え合う習慣が根付き、子育ての有り無しに関わらず、病棟に携わるすべての医師の負担が軽くなっています。

 もちろん、妊娠後期~育児中の女性医師については、体調や環境によって当直や夜間待機業務の免除や軽減を行っています。妊娠の経過も出産後の育児の環境も人によってさまざまですので、適宜上司の先生に相談頂き、無理のない範囲で仕事が継続できるように配慮しています。

 また、千葉大学病院は15年前から0歳から6歳までを対象とした院内保育園が整備されています。当教室の大和田千桂子医師は設立当初から保育園の運営を通して職員の育児環境整備に携わってきました。

 こうした当教室の取り組みにより、女性医師のみならず、最近ではいわゆる"イクメン"の男性医師も増えており、教室全体で医局員の生活、育児、家庭に理解があり、お互いに協力する雰囲気が出来上がっています。血液内科医と母、血液内科医と父とを両立するためにはパートナーと仲間の支えが不可欠であり、自分を必要としている患者さん、家族、そして自分のことを理解してくれる仲間に囲まれながら仕事ができる、そんな環境が当教室にはそろっています。


血液内科の医師からのコメント

〇大島 渚 先生

大学院4年目で結婚、卒業直後に妊娠しました。妊娠初期はつわりがひどく、急にお休みをいただくこともありましたが、他の先生方がたくさんカバーして下さりました。血液内科はベテラン・ママの先生やイクメン医師が多く、妊娠後期もみなさん快く外来や研究のフォローをしてくださり無事出産することができました。現在は病院の附属保育園に子供を預けることができ、子育てをしながら、外来・病棟当番・研究と充実した毎日を送っています。まだ子供が小さいので休日待機は日中のみで、夜間の待機や当直は免除して頂いています。また、帰宅時間も出産前より早くさせてもらっているので、その分朝は早めに来て仕事をしています。今回たくさんのことをフォローしていただいた他の先生方への感謝の気持ちを後輩の先生たちに還元できるように頑張ります!

  

〇塚本 祥吉 先生 「男性医師の立場から」

私は3児の父であり、共に働く妻の帰宅が遅くなる日は子どもを迎えに行っています。また、これまでも子どもが熱を出して急きょ保育園に行くことができなくなった時は、他の先生方に急きょ病棟当番を代わって頂いたこともあります。血液内科で導入されているワークシェアリングにより、我々男性医師も育児、家庭のことを仲間、スタッフに打ち明けやすい環境が整っています。血液内科医を志し、働くイクメンの皆さん、是非一緒に働きましょう。