研修案内

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スタッフからのメッセージ

医学・医療はもちろんですが、生物進化、宇宙の始まりなどいろいろなことに興味があります。留学中には、恐竜化石を見るためにグレンローズ(テキサス)やグランドティレル(カナダ、まだ訪れる日本人は少なかった)までドライブしました。グランドティレルは当時恐竜化石研究でも最も有名な所です。その後中国やモンゴルで大量の恐竜化石が発掘され、世界中に多様な恐竜が存在していたことが明らかになりました。今では、日本にも多種多様な恐竜がいたことが明らかになっています。そして、恐竜が恒温動物で尻尾を上げて活発に動き回り羽毛を生やしていたこと、鳥に進化したことが明らかになっています。

新しいことを知る度にワクワクします。重力波のビジュアル化やハヤブサの帰還にもワクワクしました。このワクワク感は「それまで当たり前(に出来ない)と考えていたこととの乖離」から来ているのではないかと思います。笑いも「当然と考えていることとの乖離」によって生じるといわれています。例えば、立派な髭を蓄えた校長先生が突然ステッキを持ち上げてチャップリンのまねをするなど、予想とは違うときに笑いが生じます。このとき、突然ステッキを持ち上げてから、チャップリンのまねを始める前に、ほんの少しの「間」を取るのがプロの技です。「予想」をしてもらうための「間」です。

話を元に戻しましょう。研究成果がおもしろいと思えるのは、それまでの「常識」との乖離によるものです。多くの場合、常識には「根拠無く」信じている、信じて疑わないという背景があります。「常識」に挑戦する姿勢を持ち続けたいと思っています。

主任教授 婦人科・周産期母性科科長 生水 真紀夫

教育ならびにリクルート担当です。大学に残った昭和卒業世代として、周産期医療の魅力を学生や研修医に伝え続けたいと思っています。
「明るく元気な産婦人科」をモットーに若い人たちと毎日楽しくやっています。週末や休み期間中は、セミナー開催などイベント業に精を出しています。
私たちの様子を是非一度見に来てください。

大学院特任教授 長田 久夫

婦人科がんの治癒は、根治だけではなく、妊孕性を残すことも重要なテーマです。子宮体癌はここ20年間で7倍近く患者数が増加し、妊孕性温存が問題となる若年の子宮体癌も増加しています。一人でも多くの患者さんの妊孕性温存がかなうように、安全で効果的な妊孕性温存治療の開発をめざしています。また、子宮体癌の予防・検診はまだまだ課題が多く、十分なものではありません。子宮体癌では女性ホルモン・肥満/耐糖能異常/インスリン抵抗性が発癌リスクに関与します。これらの発癌過程への関わりを解明し、予防や治療への応用をめざしています。

大学院准教授 三橋 暁

妊娠は、女性の身体の中で、自己ではない生命が育む現象です。学生時代に免疫学を勉強した時、不思議だなと思いました。現在、絨毛性疾患(胞状奇胎・侵入奇胎・絨毛癌)を主に担当しています。胞状奇胎・侵入奇胎はきちんと治療をすれば、根治が見込める疾患です。治療後には、妊娠希望のあるほとんどの患者さんは妊娠・分娩しています。絨毛癌でも90%程度の患者さんは治ります。

自己ではない絨毛(腫瘍)組織が、身体の中に存在し続ける「仕組み」に注目しています。「仕組み」を明らかにすることで、現在、侵入奇胎や絨毛癌で行われている化学療法(抗がん剤)よりも負担の少ない治療法の開発につなげたいと考えています。

入局を考えている学生・研修医の皆さん、千葉大学産婦人科には、様々なロールモデルになり得る医師が在籍しています。日々、切磋琢磨しています。また、関連病院での勤務も含めて、産婦人科医としての居場所が見つかると思います。”Seeing is believing”、一度見学にお越し下さい。

大学院准教授 碓井 宏和

婦人科腫瘍は診断から治療までの一連の流れを自分たちで行うことができます。診断では婦人科病理や細胞診の知識が必要になります。学生のときには、あまり触れる機会がなかった領域です。是非、がん細胞の「顔つき」の違いをいっしょに見てみましょう。

婦人科手術学も一般外科とは異なります。特に、進行卵巣癌の場合、一般外科とは異なり、複数箇所の手術を一度におこないます。子宮全摘術の他に、直腸低位前方切除、横隔膜切除、脾臓摘出、回盲部切除などを同時におこないます。さらに、左半結腸切除や右半結腸切除が加わると、結腸の再建は複雑になります。腹腔内播種に対して外科的切除が認められている婦人科ならではの術式となります。一般外科では腹腔内播種は外科的適応なく、このような術式は生まれません。このような手術は時間も根気もかかりますが、やりがいのある仕事として我々は頑張っています。いっしょにがんばりましょう。

婦人科化学療法は、固形癌のなかでも比較的奏効率が高く、手術療法との組み合わせによって、患者さんの予後を延長させます。化学療法と手術療法をうまく組み合わせながら治療にあたるダイナミックな治療は婦人科ならではです。使用する抗癌剤も多岐にわたり、勉強しがいのある領域です。私たちの進行卵巣がんの治療成績は全国的にも世界的にもトップレベルを維持し、論文に発表しています。是非一度、婦人科腫瘍学を垣間見てください。

大学院講師 楯 真一

2020年4月から千葉大学産婦人科の医局長を務めています。

年々分娩・出生数が減少していますが、ハイリスク妊娠の増加、高齢がん患者の増加、さらに不妊症患者の高齢化により、産婦人科医のニーズは高まる一方です。特に千葉県は人口当たりの産婦人科医数が全国平均を大きく下回っており、千葉大学で産婦人科医をやっていて暇だと感じたことはこれまで一度もありません(笑)。

千葉大学産婦人科は千葉市を中心とした人口約200万人の医療圏をカバーしていて、近隣の1次、2次施設から多くの患者さんを紹介いただいております。生水教授が着任されてから周産期、婦人科腫瘍、生殖内分泌の各分野において専門のチーム、オリジナルのアクションコードを数多く立ち上がり、大学病院に紹介されてくる複雑な症例、重症例に医局員が一丸となって対応してきました。

当科の最大の特徴は、医局員が指導熱心であることです。少数精鋭ではありますが、屋根瓦方式で上級医、中堅医、専攻医、研修医と各医師が自分の立場で臨床、研究、学会発表、論文執筆などを熱心に指導します。時には先輩医師が若い医師から学ぶこともあり、学年や出身大学の垣根を越えてみんなで難解な症例に立ち向かっています。チーム医療を大切にし、皆で考えることでその場その場でベストの治療法を選択することができると自負しています。

私は、最近手術支援ロボットda Vinciを用いたロボット支援手術に興味をもって臨床を行っています。従来の腹腔鏡手術よりも手振れのない繊細な手術を行うことができ、当科では特に高度肥満女性に対するロボット支援子宮摘出術に力を入れております。私が医師になったころは体外法による腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術がようやく始まったくらいで、まさか自分が手術支援ロボットを操作して手術をする時代が来る、などとは思ってもみませんでした。産婦人科の近未来はどうなっているのか、今から楽しみであり、少しでも現役にこだわり産婦人科医療に貢献できるよう、健康管理にも気を使っています。

私たちのHPをご覧になられた方、当科に少しでも興味をお持ちの方は、いつでも連絡をください。医局員全員が「おもてなし」の心で対応させていただきます。

大学院助教 石川 博士

卵巣がんは腹腔内に播種しやすく、進行して発見されることが多い悪性腫瘍です。この卵巣がんの治療成績は、腹腔内に広がったがん病巣をどれだけ確実に切除できたか、残存腫瘍の無い状態にまで切除できたかにかかっており、外科医としての腕を発揮できる分野です。当科では、卵巣がん専門の手術チーム「Team Ovary」を立ち上げました。大腸・横隔膜・脾臓などへの播種に対し、拡大手術を実施しています。この専門チームを立ち上げたことにより、生存期間の中央値が2倍に伸びました。また、卵巣がんの患者数が増加し、卵巣がん治療の“High volume center”になりました。卵巣癌の治療を積極的に受けたい患者様、これから医師を目指す医学生の方、手術・抗がん剤治療・病理学に興味のある研修医の先生方、千葉大学附属病院婦人科でお待ちしております。

附属病院助教 錦見 恭子

産科(ハイリスク妊娠管理)を担当しています。大学病院の特徴を生かして他科の医師と連携した妊娠・産褥のサポートを行っています。1人1人の疾患・背景に沿った医療を提供することに努めます。

附属病院助教 岡山 潤

婦人科腫瘍を専門に診療を行っています。「卵巣癌患者さんの予後と生活の質の改善」を目標に、患者さんに安心して治療を受けてもらえるような診療を心がけています。
また、2019年からは、日本産科婦人科学会の幹事として、産婦人科専門医制度に関わる業務を担当しています。
千葉大学産婦人科スタッフ、関連施設の先生方、そしてこれから仲間になってくれる研修医や若い先生方たちと一緒に、目標に向かって一生懸命頑張っていきたいと思います。

附属病院医員 松岡 歩

産婦人科の医療は多岐な分野にわたっており、どの分野もとても興味深いです。以前の病院での経験をもとに、周産期新生児学会の母体胎児領域、女性ヘルスケアのふたつの専門医を取得しました。
千葉大学では、生殖内分泌チームの一員として良性疾患の治療・手術や不妊治療に携り、子宮体がん・子宮頸がんなどの悪性腫瘍の診療も行っています。大学病院では専門領域に特化した医師が多いですが、このような「ジェネラリスト」を目指す働き方・学び方もあるということを示していきたいと思います。

また、大学病院には、臨床や研究のほかに「教育」という大切な役割があります。医学生の産婦人科の実習の担当をしながら日々臨床に取り組んでいます。

産婦人科には女性医師が多く、たくさんの女性医師が妊娠・出産後も育児しながら働いています。働き方改革はまだ始まったばかりですが、医師にとっても患者さんにとっても安心できる医療が将来にわたって続くよう、働きやすい職場づくりを目指していきたいと思います。

附属病院助教 中村 名津子

2010年に千葉大学産婦人科に入局し、君津中央病院、千葉市立青葉病院などで診療を通じて様々な経験をして、2016年5月より千葉大学病院に勤務しています。専門は婦人科腫瘍で、主に子宮頸がん・子宮体がん・外陰がん・腟がんの患者さんの診療を担当しています。

産婦人科にはどのような印象をお持ちでしょうか? やはりメインは「お産」だと思います。しかし実際にはお産以外にも、手術、抗がん剤、不妊治療、月経不順、月経困難症、更年期・・・など、診療の幅が非常に広く、とてもやりがいのある診療科です。

私は2017−2019年に産婦人科サマースクールのインストラクターなどを通じて全国の産婦人科医のリクルート活動なども行ってまいりました。産婦人科って・・・、「忙しくないのかな?」「男性医師にはハードルが高くない?」「女性医師にはハード?出産できるのかな?」「専門性が高すぎない?」「訴訟が怖いよね」などなど様々なネガティブな意見があるのは知っています。が、一度見学に来てくれればそんなネガティブな意見が正しくないことを教えられると思います。

千葉大産婦人科の長所は様々ありますが、一番の長所はみんな仲が良く、お互い助け合いながら仕事していることと思います。少しでも興味があれば見学に来てください。医局員みんなで歓迎します。

附属病院助教(大学院) 羽生 裕二

産婦人科の診療は、女性の一生に様々な面から関わっていくことができます。特に生殖内分泌学は、思春期から閉経後まで幅広い方を対象としており、治療も手術だけでなく薬物療法などが多岐にわたる分野です。患者さんの病状や事情はそれぞれ異なるので、治療のメリット・デメリットをお話しながら、その方にとって最善の治療を選択できるよう心がけています。
また、若年がん患者さんの妊孕性温存に関する相談・治療も行っています。がんの主診療科担当医と連携をとりながら、産婦人科医、看護師、培養士がチーム一丸となってカウンセリングと治療にあたっています。他院からの相談も受け付けておりますので、いつでもご連絡ください。

附属病院助教 佐藤 明日香

学生・研修医含め、スタッフみな明るく日々の診療に向き合っています。わかりにくいこと、不安なことが少しでも解消されるようこころがけてはいますが、気になることがあればいつでも対応しますので、声をかけてください。

附属病院医員 長澤 亜希子

生殖内分泌グループに所属しています。月経異常、不妊症、子宮筋腫や子宮内膜症などは、患者さんの長期的なQOLに関わるとても大切な分野です。良性疾患だからこそ、治療方針は患者さんのご希望やライフステージに大きく左右されます。しっかりコミュニケーションをとり、患者さんにとってより良い選択をするための一助となれればと思います。

附属病院医員 齊藤 佳子

胎児超音波や胎児治療・遺伝カウンセリングなど、妊婦さんに必要としている専門的な情報が提供できるよう日々精進しています。

附属病院医員 秦 利衣

患者さんにわかりやすく安心して診療を受けてもらえるように努めています。

附属病院医員 大塚 聡代

患者さんの気持ちに寄り添いながら、信頼できる医療の提供を心がけています。

附属病院医員(大学院) 金子 明夏

患者さんに寄り添える診療を心がけています。

附属病院専攻医 伊藤 孝輔

当科の先生方の指導はとても手厚く、外来、病棟管理、カンファレンス等すべてが勉強の場となり毎日刺激的な研修をおこなっています。
千葉県の医療に多く貢献できるよう精進していきます。

附属病院専攻医 酒井 希望

2020年4月から千葉大学医学部附属病院 婦人・周産期母性科の専攻医1年目として勤務しています。大学病院ならではの貴重な症例を日々経験し、非常に刺激的な毎日を送っています。

私は以前より、産婦人科の学問としての幅広さや、診療科としてやりがいと感動にあふれているところに魅力を感じていました。現在は、その魅力を実感しながら、同時に大きな責任を感じ診療に従事しています。

専攻医としての日も浅く、まだまだ未熟な点ばかりであり、上級医の先生方をはじめ、コメディカルのスタッフの方々、初期研修医の先生方に日々助けていただいています。今後も、一人の産婦人科医として少しでも産婦人科医療に貢献できるよう精進していきたいと思います。

附属病院専攻医 向山 文貴

産婦人科は、臨床も研究も課題が山積みと言われますが、その分やりがいのある領域だと思います。
まだ駆け出しの身ですが、良き指導医達に恵まれた環境で、一日でも早く立派な産婦人科医になれるよう精進して参りたいと思います。

大学院(博士課程) 林 伸彦