活動報告

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【参加報告】2023/4/13 第82回日本医学放射線学会総会/JRC2023

2023/04/13

2023年4月13日(木)〜16日(日)にパシフィコ横浜で開催された『第82回日本医学放射線学会総会/JRC2023』に参加しました。

気合いを入れすぎて記事が長くなってしまった専攻医1年目の見上です。皆様連日朝早くからお疲れ様でした。

 

当教室からは下記の先生方が発表されました(時系列順)。

服部先生「脊椎の発達と奇形の画像診断-頭蓋頸椎移行部を中心に-」(教育講演)

阿部先生(MR画像誘導即時適応放射線治療学寄付講座)「MRリニアックの導入と線量計測」(125回日本医学物理学会学術大会)

窪田先生「胸部CTにおけるAI診断支援ソフトウェアの臨床有用性」(ランチョンセミナー)

小泉先生「胃静脈瘤に対するフォームBRTO」(シンポジウム)

羽柴先生「上肢末梢神経の神経超音波画像に対するラジオミクス解析を用いたCIDPとPOEMS症候群の鑑別」(口演+ポスター)

西山先生「COVID-19肺炎患者におけるCTでの肺の異常陰影の変化の定量的評価」(口演+ポスター) 

また、この他にも座長を務めた先生や各種会議に出席した先生もいらっしゃいました。

日常診療以外にも多様な業務に携わる先生方には、尊敬の念に堪えません。

(演者を務められた先生方、お疲れ様でした)

 

今回、所属学会への参加は初めてであり、先輩方や上司の先生方に助言をいただきつつ、主に教育講演を拝聴しました。

医療倫理や医療安全をテーマとした講演では、ガイドラインや提言、過去の事例を一般化し、放射線診療に従事する上で心掛けるべき事を学びました。

また、領域講習では各臓器・各疾患の総論から最近の診療の変化、読影の際のTipsまで教えていただきました。全てを理解できた訳ではありませんでしたが、翌日の診療から取り入れられる事もありとても勉強になりました。

15日・16日には研修医セミナーも開催され、ちょうど当科をローテートしていた放射線科志望の研修医も出席したようです。研修医と銘打ってはありましたが、私もこっそり参加したところ、ホール内には学生・初期研修医だけでなく、学会員の姿もかなり見受けられました。

 

15日は渡辺先生、16日は横田先生主催の機器展示ツアーがあり、同時開催された国際医用画像総合展(ITEM2023)の会場をまわりました。

各企業のブースで最新機器の説明を受ける中で、「AIは診断能だけでなく撮像機器への応用も進んでいる」という印象を抱きました。同じ画像のクオリティのMRIをより短時間で撮像できるようになってきているそうです。「これは読影にもスピードも求められていくということか・・・?」と放射線科歴数日の私は戦々恐々としていました。

 

もちろん、学会には夜の部もありました!

上司の先生方とお酒の席でしかしないようなプライベートな話題で盛り上がったり、貴重なお話をいただいたりして、入局後の緊張も少し解れた気がします。

少し前までは殆どの学会がWeb開催だったと伺いました。

日中は会場へ足を運び真面目に勉強し、夜はお酒を交えて親睦を深める。とても有意義な時間を過ごしました。

 

長くなってしまいましたが、総じて、勉強すべきことがたくさんあると痛感した学会でした。

少しずつ知識を深めて・広げて、来年はより多くを吸収できるように、まずは日常診療に真摯に取り組んでいきます。

最後に、平日からの参加を快諾し、参加の為にたくさんのお力添えをしてくださった医局の先生方に厚く御礼申し上げます。(見上)