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女性医師からのメッセージ

放射線科を志す皆様へ

もともと本稿のタイトルは「女性医師へのメッセージ」となる予定でした。しかし、「女性医師への・・・」とすると、(妊娠・出産はともかく)育児・家庭生活の切り盛りは女性の役割である、という性別役割分業に基づいたメッセージを含んでしまいます。これは私たちの本意ではありません。現在、男女に関わらずライフステージに配慮したキャリア形成・労働環境の整備が求められいます。私たちは、各自の意思・ライフプランに寄り添いながら、貴重な人材を育成していくことを大事にしたいと思っています。

私自身はは卒後16年目の放射線治療医として働いております。5歳と4か月の2人の息子、夫の4人暮らしです。育休をいただいた後、常勤として復職しております。振り返ってみると、職場・家族の理解と協力なしには立ち行かなかった事に改めて気づきます。その中でも特に私が強調したいのは、子育てに積極的な医師の存在です。たとえば、同僚が残業し、プライベートに十分な時間をさけず、子供の寝顔しか見ることができないような生活を送っていたらどうでしょうか。滅私奉公な生活を送る同僚は、定時で帰る医師へ不満を抱いてしまうでしょう。しかし、子育てに積極的な同僚が多ければどうでしょうか。子育てに限らず、独身でも子供がいなくてもプライベートの充実した人が多ければ、職場全体で徹底的に業務の見直しを図り、残業を減らし、急な休みをカバーしあう雰囲気が生まれます。フルタイムの常勤とは言え無制限には働けなくなった私にはとても助かります。

放射線科の魅力・将来性については別項に譲るとして、放射線診療は、高い専門性があり、いわゆる力仕事が少なく、緊急コールが少ないため、時間的・体力的制限が少ない分野ということができると思います。これは女性に限らず、様々なライフステージに柔軟に対応しやすい診療形態です。千葉大学放射線科では、男女問わず、各自の意思・ライフプランを大事にしたキャリア形成を行っています。これから進路選択をされる気鋭の方たちとの出会いを心から待ち望んでいます。