活動報告

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【参加報告】2025/05/29-31 第54回日本IVR学会総会&第15回国際IVRシンポジウム

2025/07/18

第54回日本IVR学会総会&第15回国際IVRシンポジウム(JSIR2025 & ISIR2025)が虎ノ門ヒルズで開催されました。当科からは小泉先生がスポンサードセミナー、一般演題、メディカルスタッフセッション教育講演で座長を務めたほか、武内先生がポスター+口演の発表をしました。また同門の土屋先生、和田先生、雑賀先生が教育企画、シンポジウム、モーニングセミナー、ハンズオンセミナー、一般演題発表に携わったほか、呼吸器内科の杉浦先生がコイルガイドラインシンポジウムに外部評価委員の立場から参加されています。

そのほかにも窪田先生、古城先生(成田赤十字病院へ出向中)、小茅生先生、下田先生(国立がん研究センター東病院へ出向中)、見上が現地参加し、実地見聞に励みました。(見上は申し込んだFunRun企画が生憎の雨で中止となりました・・・)平日の参加を快諾してくださった医局の先生方、ありがとうございました。

初日の最初のセッションでは、当科も定期的に行っている超選択的副腎静脈サンプリング(ssAVS)について、その血管解剖から手技のTips、データの解釈方法などを学びました。データを用いた研究だけでなく、内分泌内科や泌尿器科との連携にも尽力されている先生方の講演を拝聴できたことは大きなモチベーションになりました。もう1つ、ライブデモンストレーションも印象に残りました。病院でインカムをつけ実際に治療を行い、日本語で現場に指示を出し、会場で繰り広げられるdiscussionや会場からのquestionには英語でコメントする光景に衝撃を受けました。3日目の午後には近隣の中学生とその保護者を対象とした『IVR教室』に当科から複数名が講師として携わりました。中学生にはカテーテル・ガイドワイヤー操作、コイル充填や異物回収などを体験してもらい、保護者には「IVR(IR)」という存在を認知してもらうためにコミュニケーションを図り、参加者の皆さまと楽しいひとときを過ごすことができました。

今回の学会参加を通じて、日々進化するIVRの現状と将来像を把握できただけでなく、他施設との情報交換も行え、大変有意義な機会となりました。今後の診療・研究活動においても、得られた知見を積極的に活用していきたいと思います。